2015年を振り返る「東京jazz 2015 」編。

 憧れの東京jazz。

 

小学校高学年〜中学生頃、東京jazz 2004の番組を録画したものを毎日のように見ていて、「ブライアン!!!!」とか、「グレッグすげぇー」、「エリックハーランドすげぇー」って言ってプレーヤーがぶっ壊れるまで観ておりました。FMラジオでも、東京jazz 2005をMDに録音して、「ケンドリックすげぇーテレンスバンドかっこいいー!」とか「ハービーバンドにロイ!ワウワウワトソン!マーカス!」と興奮して聴いておりました。その頃観たもの聴いたものが結構土台になってたりもしています。

 

それから約10年後、出演することが出来ました。

Kyoto Jazz Sextetには東京jazz 2015前後の一連のライブで初めて参加しました。普段のジャズシーンとは少し異なる、未知なるシーンを体験できて面白かった。

リチャードスペイブンとの共演が凄く嬉しかったですね。現在世界的にアツいドラマーですから。以前ホセジェームスのバンドでプレイしているのを知って、気になる存在でした。ロンドンのビートが今一番かっこいいなんて噂も聞きましたし。

前日のリハでドラムセットを二つ並べた光景に個人的にも興奮しながら演奏しました。僕らツインドラムでドラムバトルが始まると、メンバー皆、iPhoneを取り出して撮影大会が始まったのも面白かったですね。

リチャードはとても音の粒ひとつひとつがクリアーで美しくてかなり影響を受けました。さらに大胆にクラッシュするシンバルに隣でノックアウトされていました。とにかくドラムセット全体のサウンドが綺麗でした。

本番当日も緊張しながらも楽しく演奏できたと思います。リチャードは素晴らしかったです。もっともっと演奏を聴いていたかったなーと。思いました。誘ってくれたDJ沖野さん、Pさんにも感謝です。

 

東京jazz 2015には凄い音楽家が沢山出ておりました。

まず、嬉しかったのは、ニューセンチュリージャズクインテットのTakeshi OhbayashiとYasushi Nakamuraとの再会でした。武ちゃんは、2006年のバークリーグルーブキャンプでタイガー大越さんのアンサンブルメイトで、それから彼が札幌に遊びに来たときにエレナとかとカルテット組んでギグをしたり、彼の地元の広島でライブしたり、エレナのバンドで名古屋行ったり、Berklee 5week programでボストンに行ったときに沢山お世話してくれたり、横浜ジャズプロムナードでトリオに誘ってくれて賞をたくさんゲットしたり。今でもFacebookのメッセージとかでわくわくするような刺激をもらってます。アメリカのミュージシャン達と”誰もがが楽しい気分になれるジャズ”を盛り上げようとバンド作って頑張っている姿に背中を押された気がしました。ちなみにその時のライブはステージ袖でKendrickと一緒に見てました。

 

Yasushiさんとは、2008年くらいに素晴らしいピアニスト百々徹さんのバンドで来日したときにアルフィーに遊びにいって挨拶したらアンコールで一緒にやろうということになってシットインして出会いました。それから深夜は今は無き西麻布アムリタのTOKU’s loungeでジャムったり、それから4年後、百々徹さんのJafro tourに参加して正式に共演して現在のNYのジャズの匂いを教えてくれた気がします。隣ですんごいかっこよくてイカツイ音と、チョップスにやられました。あとスピード。感じたのは僕がどんなに責任とれるかとれないかギリギリのフリーな事をやっても全てハッピーエンドな方向に持っていってくれたことが印象的でした。なんて優しい人なんだろーと泣。とにかく凄いベーシストです。

 

あと、エスペランサスポルディングのバンドでコーラスをやっている、普段はトロンボーン奏者の、Corey Kingとも久々に会えて嬉しかったな。コーリーは2009年〜2010年頃、Takuya Kurodaさんのツアーでよく来日していて、高田馬場イントロでセッションしたのが最初の出会いですね。それから覚えててくれて2012年の宮川純カルテットfeat.Takuya Kurodaの時にサウンドチェックからずっと居て、ライブも終わったあと朝まで飲んだのもいい思い出ですね。それでコーリーが覚えててくれてエスペランサに紹介してくれて挨拶できたのも凄く嬉しかった。エスペランサカッコ可愛かった。バンドサウンドが凄くかっこよくて新しくて、バンドっていいなとずっと思いながら観てました。

 

 

日野皓正さんも出演していてました。リハの合間で、大西順子さんや日野さんが、ジョンパティトゥッチに紹介してくれたのもちょーー嬉しかった!ずっと好きでしたってこくりました。日野さんが作曲した「Shun」をラリーカールトン、カリーム、パティトゥチもリハで演奏したとのことです。。。

 

マエストロ ジャックディジョネットのトリオを間近で観れたのも凄く嬉しかったですね。マエストロのダブルストロークの美しさにまたまたヤられました。。。その時の音楽も好きでした。それもステージ袖上手にはKendrickが、下手にはRichardがいてみんな食い入るように観ていました。

 終わったあとはSrv.Vinci常田大希と、ai kuwabaraと3人で凄フェスだったなと浸りながら国際フォーラムを後にしました。

東京jazz万歳!!!

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2015年を振り返る「1stフルアルバム”Cleanup”編」

 今年最後の投稿になりそうです、、。笑

この度僕自身の初のフルアルバム”Cleanup”が発売されました。僕が高校生で上京してきてそれから約8年間作った音楽をたくさん収めた作品集的なアルバムになりました。メンバーについては、公私共に親交があり付き合いも長く、気心知れた仲間です。彼らのサウンドがこのアルバムのコンセプトであり色です。

ベースの金澤さんは僕が小学5年生に札幌で出会い、初めてのバンド、ツアー、色々な方と引き合わせてくれた恩人ですね。

そして他のメンバーとは高校入学と共に上京して、高校2年生の夏以降に、一気に出会う訳です。

サックスの吉本さんのカルテットに参加し始めたのもその頃ですし、ピアノのアーロンも藝大に留学し親近感が湧いて仲良くなりました、ベースの須川さんもNYから帰りたての頃で高田馬場イントロのジャムセッション場でよく一緒に演奏していました。

ギターの銘くんは、その頃オマさんこと鈴木勲さんのトリオや、ギターワークショップなどでよく一緒に演奏していました。あきはちゃんとは関西方面に行ったときによくジャムセッションをして遊んでいました。今回一曲の参加の佑成とも彼がまだ中学生のころ日野皓正さん率いるDreamJazzBandで出会いました。着々と力をつけ期待のピアニストです。

ジャケットのデザインは皆さんびっくりした方も多いかもしれませんが、

藝大で出会ったそれぞれ素晴らしい感覚の持ち主であるメンバー(常田大希、江﨑文武、ぬかたまさし、タカラマハヤ)と共に夜に集まり、ざっくりしたイメージの元、録音したスタジオをもう一度借りてその場にあるものを拾い、インプロのように撮った一枚です。大希とは大学ではオーケストラでも共演していたし、大学外ではSrv.Vinciの初期メンバーとして活動していましたが、音楽はもちろんアートビジュアル面でたくさん刺激をもらいました。いまでも新しい音楽をつくり続ける盟友。文武、まさしとはJazz Summit Tokyoのディレクターとしても一緒に活動しており、それぞれWonk,東京塩麹という自己のバンドでも活躍している同世代の重要人物。その他の活動では文武はGAKKOプロジェクトのデザイン周りを、まさしは舞台作品の演出家の顔も持つ。アイディアが感動的。

今回カメラマンをしてくれたマハヤは多摩美ですが、僕らの活動に必ずと言っていい程関わってくれて、多大な影響与えてくれる凄腕デザイナーそして、Panoramaというバンドではパーカッショニスト、リーダーとしても活躍して凄まじいパフォーマンスを毎回披露してくれる。

 

何よりプロデュースしてくれたディスクユニオンRyokoさん、行方さんありがとうございました。 

関わってくれたみなさんに本当に感謝します。ありがとうございました。

とゆうことでまだ買って聴いていない方はCDショップへGo!!!

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日野皓正Special Quintet 北海道東北ツアー終了!

 

3週間に及ぶ北海道、東北ツアーが全て終了しました。大自然の道中はこころが浄化されたようでした。美しい景色、めんこい動物達、美味しいごはんに出会い、夜はみんなでウワーーーっと演奏してお客さんの笑顔溢れる毎日。最高です。

 小学生の頃から憧れててきた音楽を毎日追求して物凄い次元まで到達させることができたという経験は僕の人生にとって本当に貴重で幸せでした。

特に嬉しかったのはツアー中に日野さんが「shun」という曲を作って僕に贈ってくださり演奏できたことです。ホントに嬉しかった。

 そして皆さんお越し下さってありがとうございました!

次回はSapporo City Jazzでのステージ。

 

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